経営者と現場と場活師の「三位一体」による風土革新のプロジェクト 「場活」実績紹介

信頼する元部下から「場活師」泉を紹介される

「非常に信頼を置いていた部下から、泉さんの研修を受けて非常に感激したので、ぜひ私に引き合わせたいと言うのです。彼がそこまで言うのならと一度、会うことにしました。

実際に会ってみると、直感でピンときました。この人が組織の中に入ってくれたら、活性化のスピードが間違いなく加速する、骨太なキャラクターで私たちの問題点と改善すべき点をストレートに指摘してくれるはずだと。何より、“ガチンコ”勝負してくれるところがとても気に入りました」

例えば、泉からからもらった言葉『それはちょうどいい』。これが大きく琴線に触れたと森川さんは言います。これまでの古い組織風土を変えていくために、キャッチフレーズとして一発で意識を変えることのできる言葉が必要不可欠だと考えていたからです。

コクヨS&Tが掲げる経営方針は2つあります。「人にとっての経営」と「チャンス経営」です。「人にとっての経営」とは、社員を会社経営の手段ではなく、会社経営の目的と捉えることです。社員のやりがいを育み、追求し続ける会社を目指そうというものです。そして「チャンス経営」は、変化やリスクを好機(チャンス)と捉え、それに柔軟に対応していこうというものです。

「それはちょうどいい」

そのことを話した時に、泉さんが『それはちょうどいい』と言う言葉を私にしてくれたのです。環境変化が著しい中、予想のつかない状況が続くのが事業であり、それは日々の仕事においてもそうです。

それならば、それらをそのまま受け入れて、飲み込むことが大切です。他責にしないで、『それはちょうどいい』と解釈できる方が、非常にアグレッシブでありポジティブです。

前向きの捉え方をすれば、ピンチをチャンスと考えることができます。よくチャンス思考が大切だと言いますが、どちらかと言えば手に垢が付いた言葉で、キャッチフレーズとしてあまり良いと思えませんでした。それを『それはちょうどいい』と言われると非常に腹落ちした感じがして、私自身、本当に『それはちょうどいい』という風に飲み込むことができたのです。

こうした泉さんが発するいろいろな言葉に、本質を突くセンスを強く感じました。この人となら信頼関係に基づくパートナーとして、一緒にやっていけると確信しました」

ちなみに、「場活」という言葉を創作したのは森川さんです。泉を「場活」を担うファシリテーターと称して「場活師」と呼んでおり、泉自身も森川さんから多くの言葉を享受しています。

専門部署として「HR開発室」を新設。経営陣&人財育成担当&外部の「場活師」の“三位一体”の物語が始まる

ところで、コクヨS&Tの経営方針である「人にとっての経営」とは、「会社は社員のインキュベーターになる」ということ。それを経営者として、森川さんは社員に約束したわけです。

スピード対応が求められる中にあって、社員のやりがいを育み、追求し続ける会社となるために、森川さんは人財育成を行う専門の部署が必要不可欠であると考えました。

そこで、「人にとっての経営」を実現するために作ったのが「HR開発室」(現在のHR開発部)です。「HR開発室」は社長である森川さん直轄の組織となることから、本来ならば本社のある大阪に置くべきところ。それを、「人にとっての経営をするなら、常に人と向き合わなくてはいけない」ということで、大阪と東京にそれぞれ専任の担当者を配置することになりました。

ここから、社長である森川さんをはじめとする「経営陣」と人財育成を担当する「HR開発室」、そして外部の「場活師」である泉との“三位一体”の物語が始まることになります。

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